トラムE系統は、2007年の第3フェーズの路線開設に伴って新設された系統です。初めて設定された都心を迂回する系統です。フランスのLRTの路線で、都心迂回系統が設定されたのはストラスブールのLRTが初めてで、それだけストラスブールのLRT路線が発達しているということになります。
北側の起点はRobertsau l'Escaleで、こことWackenの間のみE系統の単独区間です。この区間はRobertsau地区アクセスとパークアンドライド受け入れ、欧州議会・欧州評議会・欧州人権裁判所へのアクセスという位置づけです。Wackenからは、順次B、C、D線と線路を共有しつつ、Aに合流してBaggerseeへ至ります。なお、2007年8月27日から11月26日までは、Robertsau方面への枝線が未開業であったため、 Wacken始発着の系統として運転されていました。南部は2016年の延伸に伴い、E線はCampus d'Illkirch始発に変更されました。なお、当初の北の終点駅であったRobertsau Boecklin駅は、2019年6月の延伸に伴い、Boecklin駅に改称されました。
E系統は長らく12分間隔運転で、平日朝夕だけ本数が増えます。日中でも12分間隔と他線より本数が少なくなっていました。2019年6月のロベルゾー地区延伸を機に増発され、平日日中は6〜9分間隔(おおむね7分間隔)となりました。
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