南北を走るAD系統のうち、南側部分です。旧都心をトランジットモールで抜け、南側の大駐車場Etoile広場を経由、南へ向かうコルマール大通りを通って南の隣接都市、Illkirch市(CUSの一都市)まで走ります。南側の郊外と都心を直結させるのが役目で、バスとの接続も重要な役割です。Baggerseeでは空港連絡バスと接続し、空港アクセスルートの一翼も担っています。沿線にはサッカースタジアムなどレジャーに関わる設備も整っています。
このページで紹介している沿線のうち、この表示のある停留所はいろいろ注意が必要です。メノー地区地区は治安があまり良くありません。LRT停留所付近は特に危険はありませんが、この近辺ではむやみに沿線から離れた住宅地に入らないでください。なお、沿線にサッカースタジアムがありますので、試合開催日はフリーガンに注意が必要です。南部では、基地の横を走ります。軍事施設の写真撮影は禁止されておりますので、写真撮影の際はご注意ください。
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Homme de Ferを出たトラムはストラスブール都心の中心と言えるクレベール広場の西端を通ります。トラムは低床なので、車内にいても広場にいる人と同じ目線の高さになります。左右にデパートや書店、映画館などが建ち並ぶトランジットモールを通り、Langstross Grand'Rueに到着します。ここは、ストラスブール観光の場合、拠点となる停留所の一つです。
まずここはカテドラル(ノートルダム大聖堂)への最寄り停留所になります。ここから歩いてグーテンベルク広場を経て、カテドラルの前に出ます。とにかく巨大な建物で、一本だけたった尖塔が特徴です。停留所名のGrand'Rueとはここから西へ向かう通りの名前ですが、「大きな道」と言っている割には狭い普通の道です。このGrand'Rueを経て、プチット=フランス方面へ行けます。 |
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Langstross Grand'Rueを出ると、一方通行道路脇のサイドリザベーション軌道となって進みます。イル川を渡り、旧市街地を出るとPorte de l'Hôpitalに到着します。名前の通り、市民病院が近くにあります。この地区はまだ旧市街外縁部という感じで、まだ街中という雰囲気ですが、旧市街地に比べて下町的な雰囲気があります。ユーロラインズを始めとして、長距離バスが発着するオーステルリッツ広場はここが下車駅です。 |
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Etoile Bourseは市街の南の入り口にあたる停留所です。停留所は運河の上にあります。ここにはCUS(ストラスブール都市共同体)の庁舎があります。実質ここが市役所みたいなものです。かつては、隣接するEtoile広場は巨大なパークアンドリレーの駐車場となっていましたが、。2004年に入って駐車場を廃止し、公園として生まれ変わりました。元はここはライン川から引かれた運河の船着き場があり、船舶の大型化に対応した港湾施設の移転に伴い、廃れていました。近年旧運河沿いの再開発が進められており、Etoile広場の公園化もその一環です。
AとDはこの停留所の先で分岐します。この先へ行く場合はトラムの行き先にご注意下さい。なお、日本と異なり乗り換え券はありません。一枚の片道切符で刻印して一時間以内なら次のトラムやバスにそのまま乗り継げます。 |
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→ Tram A (Illkirch Lixenbuhl行)の次の停留所はSchluthfeldです。
→ Tram D (Aristide Briand行)の次の停留所はEtoile Polygoneです。
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→ Tram D (Rotende始発)の前の停留所はEtoile Bourseです。
→ Tram E (Baggersee始発)の前の停留所はSchluthfeldです。
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Etoile Bourseを出ると、しばらく駐車場脇を走り、駐車場の端で路線デルタ線にさしかかります。Aのトラムは直進します。Dのトラムは左へ曲がり、Etoile Polygoneに到着します。ここは、D系統とE系統の接続駅となります。A系統にはホームがないので、D・E系統のみが停車します。
2007年8月26日までは、D系統はここが終点でした。ここが終点の時のD系統は、日曜・祝日は全便運休しており、この停留所は平日・土曜日しか営業していませんでした。これは、2007年8月までのD系統が、あくまでA系統のピーク時の補完路線という位置づけだったからです。2007年8月27日よりD系統が東部へ延伸され、E系統も運転開始したので、当駅も全日営業する停留所に生まれかわったのです。ローカルムードが漂う終点駅から、DとEの接続駅という重要なジャンクションに変化したのです。 E線の開業に伴い、ホームが従来の場所から1ブロック東に移設されました。旧ホームは、北側のホーム(Rotonde行き乗り場)は屋根やベンチが撤去されただけで原形をとどめますが、南側のホーム(降車専用ホーム)は植樹帯に転用されています。また、旧ホームの時代は引上線は単線で南にカーブする線系となっておりましたが、東に直進する形で延伸されました。引上線があった場所は、現在のホームがある場所です。 |
Etoile Polygoneを出ると、D系統はE系統と一緒になって、Landsbergに到着します。Esplanade方面から来たC系統と合流する駅で、T字型に接続しています。E系統はここで来たに進路を変え、代わりに次の駅までDとCが路線を共有します。
Landesberg駅のホームの構造は三角千鳥式という感じのホームになっています。駅自体は、西・北・東から来た路線がT字型に接続する構造で、デルタ線となっているのですべての方向に直通が可能です。ホームの配置自体はRépubliqueと同じですが、ここはそれぞれ片側のみのホームが設置されているという違いがあります。西ホームがDのRotonde行きとEのBaggersee行きホーム、東側はCのNeuhof行きとDのAristed Briandゆきホーム、北ホームがCのElsau行きとEのRobersau行きホームとなっています。つまり、どの系統の電車も一つしかホームを通らない構造になっているわけです。停留所の整理ではわかりやすい方式ですが、異なるホーム同士を乗り換える場合は歩く必要があります。特に、当駅はホーム間の移動で横断歩道を渡る必要がありますので、前後の停留所で乗り換えた方が早い場合もあります(例えば、CのNeuhof方面から来て、D系統Rotonde方面に乗り換える場合は、前の駅のJean Jaurèsで乗り換えた方が同じホームで乗り換えができため便利)。
西ホーム。西(Etoile Polygone)へ向かうD・Eの電車の乗り場です。
(2010/6/11)) 東ホーム。東(Jean Jaurès)へ向かうC・Dの電車乗り場です。 (2010/6/11)) |
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CとDが合流して一駅走ります。この区間の沿線は落ち着いた雰囲気で、学校などがあります。分岐駅のJean Jaurèsに到着します。ここで、Dは東へ、Cは南へ進路を変えます。
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(2006/6/11) tram D |
2007年8月27日に開業したD線の終点駅です。DはC線より一駅分岐して終点となっています。停留所の先に引き込み線があってそこで折り返すと言うストラスブールの標準仕様というべき配線です。この停留所周辺に市バスの車庫がありましたが、C線の延伸に伴いKibitzenauに車庫・工場が新設されて移転したため閉鎖されました。このバス車庫の跡地はパークアンドリレー駐車場になっていましたが、ここのパークアンドリレーは2010年4月1日で閉鎖されましたなお、隣町であるドイツのケール方面への延伸では、ここから先に伸びることが考慮されています。ケール行きの21番のバスは現在ここと一駅手前のJean Jaurèsが始発駅であり、ケール方面と都心の結節点となっています。
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→ Tram A の前の停留所はEtoile Bourseです。
→ Tram E の前の停留所はEtoile Polygoneです。
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Etoile Polygoneのデルタを過ぎたのトラムは、木立の間を走ります。ストラスブールのトラムの軌道の中で、一番緑が多いのがここです。木立を抜けると、下町的な雰囲気を持った小さな停留所、Schluthfeldに到着します。A系統はEtoile Polygoneに停車しないため、E系統とA系統はここが乗換駅となります。ここには小さな駐車場を備えています。この停留所を過ぎるとコルマール通りの真ん中をセンターリザベーション軌道で走っていきます。ここから先は駅間距離が長くなるので、トラムのスピードも上がります。
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SNCFのケールへ向かう路線のガードをくぐると、Krimmeri Stade de la Meinauに到着します。SNCF(フランス国鉄)との交差点に停留所が設けられており、SNCF側にもKrimmeri Meinau駅が設けられており、乗り換えが可能です。Stadeの名の通り、サッカースタジアムの下車駅です。停留所の背後にはとんがり屋根のアルザス風建物が見えますが、これはSNCFの信号所のようです。停留所の南側の道路沿いには、アルザス風木組みの建物のマクドナルドがあります。ここは数少ない、トラムと木組みのアルザス風建物の組み合わせの写真が撮れるポイントです。
交差するSNCFはストラスブールとドイツのケールを結ぶ路線で、フランスとドイツ南東部を結ぶ幹線ルートであり、国際長距離列車も多く通ります。当駅には、各駅停車のみの停車であり、ストラスブールとドイツ側のオッフェンブルクを結ぶ軽量ディーゼルカーが1時間に一本くらいの割合で停車します。なお、SNCFの駅はLRTが開業してから9年後の2003年12月に開業しました。2003年夏頃までは、ライン川を挟む国境区間の列車本数が極端に少なかったからです。2003年秋より国鉄の同区間の増発が行われ、その一環としてこのKrimmeri Meinau駅も新設されたのです。 また、この停留所の手前、SNCFのガードの北側のコルマール大通りにはカテドラルの姿ががくっきり浮かび上がります。カテドラルをバックにトラムの写真を撮ることができます(ただし、望遠レンズ必要)。 |
(2006/6/12) |
この駅は、Krimmeri Stade de la Meinauの南方で分岐する引き込み線上にある駅です。Krimmeri停留所の少し南方(マクドナルド前)から西側へ分岐する引き込み線があり、その引き込み線上に駅が設置されているようです。この駅の設置計画は従前の延伸計画には記載されておらず、現在の路線図にも何も記載されていません。駅のある場所は、Krimmeri駅のパークアンドライド駐車場敷地内です。現場にもホームはあっても標識などはありません。おそらく、Krimmeri始発の臨時列車を折り返すために設置された設備だと思われます(Krimmeriスタジアムのサッカー観戦客輸送などに使われるためだと思われます)。
。 ※なお、この駅の情報は、こちらのサイトにもに掲載されています(フランス語)。 なお、グーグルストリートビューでこの現場を見ると、電車がこの臨時駅に停車しているのが写っています。ここをクリックすると、Google Mapのストリートビューでこの駅を表示します。 |
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コルマール大通りのセンターリザベーション軌道を進み、Lycée Couffgnalに到着します。その名の通り、近くに高校があります。分離帯の上に軌道とホームが設けられており、ホームは自動車とは完全に隔離されています。ここからしばらくは同じ構造の停留所が続きます。ここから先、トラムの軌道は中央分離帯で道路より一段高くなっており、さらに軌道と車道の境目には街路樹を植えてあります。トラムも、最高速度の60km/hまでスピードを上げていきます。
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Lycée CouffgnalからEmile Mathisにかけて、トラムの走るコルマール大通りの西側地区は工業地帯となっています。このEmile Mathis付近、コルマール大通り西側はなぜか自動車ディーラーが固まっており、フランスメーカーの代理店の他、日本やドイツのディーラーも並んでいます。 |
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Hohwartの周りは普通に団地が建っているだけです。この停留所はアルザス語起源なので、綴りと発音がドイツ語風です。ストラスブールのアルザス語系地名は3通りのパターンがあって、1,フランス語綴りに変えている(Strasbourg自身、元はStrasBurgシュトラスブルグです)、2,ドイツ語綴りでドイツ語発音、3,ドイツ語綴りをフランス語発音(市名はこの場合が多い)があります。地元の人でも若い世代などは困ることが多いと言います。
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BaggerseeからIllkirch-Graffenstaden市に入ります。1994年の開業時から、1998年まではここが終点でした。2007年8月27日からは、E系統の終点駅となっています。E系統の折り返しに備えて、駅南側に折り返し用の引き上げ線があります。
バスターミナルを備えた停留所で、前には大型駐車場を備える大型ショッピングモールがあります。このバスターミナルは、CTSの南部の郊外へ向かう路線、都市間連絡バスRéseau67(CUSより外の地域へ向かうバスネットワーク)の始発となっています。 なおBagerseeのSeeとはドイツ語で海や湖沼を意味します。地名の起源となったBaggersee池はショッピングセンターの真裏にあります。このショッピングセンター、Auchanというフランスの大型スーパー(日本のダイエーなどと同じで、自社ブランド製品も供給)を中心にいくつかの専門店が入っています。郊外部に価格で勝負する大型店がどんどん建っているので、旧都心部はブティックなど見て楽しむ商店が多いのはある意味妥当な棲み分けといえましょうか。 バスターミナル以外に、パークアンドリレーの駐車場とヴェロパークがあります。パークアンドライド駐車場は、ターミナルの南側にあり、ショッピングモールの駐車場とは別物なので紛らわしいです。 かつては、ストラスブール空港への結節点でした。空港連絡バス(Navette Aéroport)は長らく当駅始発で運行されておりましたが、2008年12月にSNCFストラスブール空港前駅が開業し、15分間隔でシャトル列車が運転されるようになりましたので、当駅からの連絡バスは廃止されました。 |
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Colonneでながらく続いたセンターリザベーション区間は終わり、芝生軌道となります。左手が軍事基地、右手が住宅地ととなります。
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東側は軍事基地、西側が普通の住宅街というところを芝生軌道で進み、Leclerc基地正門前の停留所Leclercに到着します。基地への通勤のための停留所であり、それにあわせて?到着メロディーはかなり妖しい雰囲気の曲を使っており、思わず吹き出してしまいます(加藤茶のちょっとだけよ、みたいな感じです)。停留所西側は普通の郊外住宅地です。
※軍事施設の撮影は禁止されているので、基地を撮影しないでください。 |
Campus d'Illkirchには、ストラスブール大学(ルイ・パスツール大学)のIllkirchキャンパスがあります。ここは理系の先進系研究科関係が入っています。日本でもフランスでも、理系の専門機器を揃える学部は郊外のはずれに飛ばされる傾向があります。キャンパスの南側には、さらに先端企業のR&Dbの拠点なども立地しており、この地区は北のクローネンブール地区同様にリサーチパークのようになっています。
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Campus d'Illkirchを出ると、西にカーブして坂を登って運河を渡り、終点のIllkirch Lixenbuhlに到着します。Illkirch市玄関口にあたります。Illkirchの中心街までは少し距離があり、バスに乗り継ぐ必要があります。停留所周辺は隣接して学校があるくらいで、後は何もなくのどかな雰囲気です。停留所手前で渡る運河沿いにはサイクリングコースが整備されており、週末のレクリエーションに利用されています。
なお、このIllkirchはドイツ語綴りなので「イルキルヒ」と読みたくりますが、そうではなくドイツ語綴りのままフランス語読みをして、イルキルシュと読みます。 |
tram A | tram D | 1,北西部区間 Hautepierre Maillon-Homme de Fer |
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tram A | tram D | tram E | 2,南部区間(このページ) Homme de Fer-Illkirch Lixenbuhl/Aristed Briand |
tram B | tram C | 3,西部区間 Lingolsheim Tiergaertel - Elsau-République |
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tram C | tram E | 4,南東部区間 République-Rodolphe Reusse |
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tram B | tram E | 5,北東部区間 République-Hoenheim Gare/Robertsau Boecklin |