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ストラスブールの交通政策


【都心のグーテンベルク広場にある自動車規制ゾーンへの関所】

 ストラスブールは、クルマ依存社会から脱却し、徒歩・自転車・公共交通を中心としたまちづくりを目指して様々な交通政策が実施されています。トラム導入も、軌道系交通機関導入による公共交通の抜本的改善および拡充を目指したものであると言えます。公共交通ネットワークの整備・強化と併せて歩行空間の確保、自転車道の整備、それに必要な空間を確保するための種々の自動車利用規制が行われています。都心は、歩行者優先空間として、自動車は出来る限り使わないように誘導します。すなわち、通過交通は都心から排除し、都心に用事があるクルマ以外乗り入れないようにします。都心外縁部や郊外部では、自動車走行空間を確保しながら、公共交通や自転車が優位になるように整備されます。すなわち、専用の走行空間を持ったトラムによる定時性の高い迅速な大量輸送を可能とし、また自転車専用道の整備により安全に自転車で移動できるようにします。こういった政策を実施していくのには、市民の理解と協力が欠かせません。フランスでは、コンセルタシオンと公的審査という二通りの方法で市民と行政の協議が行われます。ストラスブールの交通政策は、市民と行政が二つの協議手段を通じてじっくり議論した結果の賜物なのです。



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|2004年3月15日作成、2012年5月3日最終更新|



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